スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

THE BEE 日本バージョン(ネタバレあり)

2007.06.29.Fri.00:23
行ってきました電車シアタートラム

THE BEE 日本バージョン
フォト

<ストーリー>
1970年代の東京。平凡なサラリーマン・イドは、息子の誕生日プレゼントを手に家路を急いでいた。
自宅に近づくと警官たちが非常線を張り、マスコミのリポーターが押し寄せている。
聞けば、脱獄犯・オゴロが民家に押し入り、
女と子供を人質にして立てこもっているらしい。
「どこの家だ?」と思った途端、リポーターたちがマイク片手にイドを取り囲んだ。
「イドさんですか?イドさんですか?今のお気持ちは?」
マスコミから苦悩する犠牲者の姿を演じることを求められ
頼るべき警察は高圧的で無能な連中・・・・。
ある瞬間から被害者であるイドは、残虐な加害者へと姿を変え
常軌を逸した行動へとひた走る。
そして、報復の連鎖の行き着く果てにあるものは・・・・・?
野田地図HPより

いやあ、面白かったぴかぴか(新しい)
この舞台なんの先入観なく見るのが楽しめるかと指でOK
なんで行く方はこの先ネタバレあるんで
見ないほうがよろしくてよっあっかんべー










*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+**+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+
久しぶりのシアタートラム
ダムウエイターで散々通ったのに
行き方を間違えてギリギリの到着あせあせ(飛び散る汗)
客席はK列でしたが、なんせキャパが小さいので
よく見えていい席でした指でOK
客席に入ると、
大きな紙が舞台真ん中にドドーンと置いてあります。
野田さん紙を演出に使うのうまいですよね~。
今回はその紙がいろいろ形を変えて
時には塀になったり、家になったり。
切り取って窓にしたり、破ってドアにしたり
紙を破ったりたたんだり丸めたりと
紙を自由自在に操って演出していて
本当に面白かったぴかぴか(新しい)目が離せませんでした。
それとその紙に映し出される映像と影をうまく使ってました

そして客席の入り口 通路の左よりからフラ~っと
スーツ姿の野田さんが入ってきます。
本当の普通のサラリーマンかと思った(笑)
野田さん演じるイド。
平凡なサラリーマンでどこにでもいそうな普通のおじさん。
子供の誕生日プレゼントを買って岐路に着く途中、
妻と子供が脱獄犯の人質となり自宅に立てこもられたことを知る。
何もしてくれない無能な警察、報道を煽り立てるマスコミダッシュ(走り出す様)
そしてイドは自分で
脱獄犯を説得してもらおうとオゴロの妻を訪ねる。
物語はそこから急展開ダッシュ(走り出す様)
イドは同伴した警官の頭を殴って、脱獄犯の妻と息子を人質に
犯人の家に立てこもってしまう
この展開にはビックリダッシュ(走り出す様)

被害者が一転、加害者になり
平凡などこにでもいそうなサラリーマンが
残虐な加害者となる・・・・。
お互いがお互いの妻子を解放させるために
見せしめにお互いの子の指を一本ずつ切断し封筒に入れて
お互いの家に送りつける・・・・・たらーっ(汗)
指に見立てた鉛筆をボキッあせあせ(飛び散る汗)
こう書くとものすごい残虐な物語のように聞こえるけど
不思議と観ていて気持ち悪く感じなかったなああせあせ(飛び散る汗)
淡々と演出してるからかなexclamation & question

マスコミの取材合戦ややらせ、記事の捏造とか
ミートポーク社みたいなありえない事件が多発してたり
親を殺して切断したり、変な事件が多いですよねえダッシュ(走り出す様)
人間の倫理観を疑うような。

一見善良な市民が、残虐な犯罪を犯す
社会的地位のある人が信じられない犯罪を犯す・・・・。

ロープでも感じたことだけど
最近の野田さんは戦争やそういったことをテーマに書きたいみたいね。
いままでは、どちらかというと
ファンタジーに近い幻想的で美しい、けど儚いような舞台が
多かったように感じてたけど
最近はもっと残虐的な、人間の内面・二面性とか
そういったものを描きたいように感じます。
普通のサラリーマンだったイド。
普通といってもやや感情に乏しく淡々とした印象があった。
そのイドのサディスティックな
演技はすごかった
静かな狂気というべきか。
人間の内面に潜む別の顔・・・。
誰でもこうなりうるという恐怖感を感じました。

そして家族でないのに家族のような形態の3人が
日常のような生活を、非日常のなかで繰り返す。
ご飯を食べて、寝て、人質の妻とセックスして
朝起きて顔を洗って、ご飯を食べ、指を切断する。
その繰り返し。
一見穏やかに見える生活の中での非現実のような世界が
淡々と描かれています。

もとは善良な市民だったのに、なぜこのようなことになったのかexclamation & question
その目的や方向性を見失っても繰り返される残虐な行為。
元は妻子を取り戻すための行為だったのに
繰り返される日常のレールに乗って
なんの感情も抱かずに習慣化する指の切断。

私たちの日常のなかでもありえることかなって
見ていて思いました。
あってはならないことだけど。
淡々としてるのがかえって怖い

そしてなにより圧巻なのが、
最初に見た大きな紙で作った家を
イドとオゴロの妻子もろとも
ぐちゃぐちゃに巻き込んで丸めたラストexclamation ×2
現代の家族の絆の弱さや社会のもろさを象徴しているようでなりませんでした。

「いい夢志向の観客が劇場を支配しているようだ。私はそれが気に入らない」「この芝居を見ても感動できません。感動させてなるものかという心意気で作っています」
とパンフレットに書いてます。
たしかに感動できる内容ではないけれど
メッセージはたくさん含んでます指でOK

そしてキャストがそれぞれいいぴかぴか(新しい)
野田さんはイド役だけですが
浅野さん、秋山さん、近藤さんは
それぞれ警察官やリポーター、ディレクターや
シェフなどたくさん演じています。
その演じわけを見るのもたのしい。

浅野さんテレビの中でお料理番組をしているシェフ役がたのしいぴかぴか(新しい)
部屋の中のテレビの中で演じてるんですが
他のキャストが重要な場面を演じてたりするんで
よく見れませんでしたが、あの演技は要チェックです(笑)
近藤さんコンドルズで踊ってる人&サラリーマン体操の人ぴかぴか(新しい)
ってしか認識なかったけど、演技もなかなかイケてました指でOK
特に人質の息子役が(笑)ほんとにあどけない少年に見えました
秋山さん、やはりうまい。脱獄犯の妻役を色っぽく演じておられました

内容は結構きつい話なんですが、
演出が楽しかったり
キャストの演技に見入ったりと目が離せない舞台でした
上演時間は70分
最初 見たとき「短い!!」っておもったけど
短く感じない舞台でした。

あともう一回見ます。
そしてロンドンバージョンも楽しみです。
ロンドンバージョンでは野田さん、
秋山さんが演じたオゴロの妻を演じます(爆)


*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+**+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+
あと 野田地図公演で「キル」をやります
うわあ~もしかして堤さんがっexclamation & question
って思ったら、妻夫木君と広末涼子だって(-_-ι)
微妙だよねえあせあせ(飛び散る汗)
スポンサーサイト

藪原検校千秋楽(ネタバレあり)

2007.06.01.Fri.12:36
行ってきましたムード
      藪原検校千秋楽るんるん
    フォト

<ストーリー>
時は今から二百年ほど遡る江戸中期の享保、塩釜の地。小悪党の魚売り七兵衛は、醜女だが無類に気立てのよいお志保を嫁にもらい一旦は改心するが、女房のお産の金欲しさに行きずりの座頭を殺して金を奪う。が、生まれてきた男の子は盲だった。「座頭をひとり減らしてまたひとり殖やしただけだ」とめぐる因果の恐ろしさに、七兵衛は自害する。生まれた子は、塩釜座頭・琴の市に預けられ杉の市という名前をもらう。手癖が悪く手が早い杉の市は、十三で女を知り、師匠の女房のお市にまで手をつける始末。ある日、難癖をつけて金を巻き上げようとする佐久間検校と言い争ううち、検校の結解(けっけ=目明きの秘書のこと)を刺してしまう。別れを告げに寄った母の家で、誤って母を刺し、駆け落ちしようとお市と共謀して師匠琴の市を殺すが、お市は瀕死の琴の市の返り討ちにあう。
一人になった杉の市は師匠から盗んだ金を携えて江戸に向かい、門下生になるために学者・塙保己市の元を訪れる。晴眼者以上に品性を磨くことを目指す塙保己市が、万事が金と考える杉の市を弟子にするわけもない。
その後、藪原検校に弟子入りし、貸し金の取立てで見る間に頭角をあらわす杉の市。そして二度目の主殺しをし、念願だった二代目藪原検校の襲名披露の日、彼の前に立ちふさがる影が………。 ブンカムラHPより


なんの予備知識もなく観劇に行きましたダッシュ(走り出す様)
これが予想以上に面白かったダッシュ(走り出す様)
晴眼者と対等になるために、さらに彼らを見返すために、金に執着し、殺人など悪のかぎりをつくす盲人の杉の市(古田さん)
これが見事にハマってる
こいつが悪い悪い(笑)女の味を覚えて師匠の妻にも手をだし
精進という気はまったくなく、己の欲望のままに突っ走るぴかぴか(新しい)
でもオチャメで憎めない(笑)
とても人間味にあふれる杉の市を古田さん演じてましたぴかぴか(新しい)

物語は ロープなどの小道具を使って四角くしたり
いろいろ変形させていろんな場面設定をさせながら進行していきます。
黒子さんと一緒に役者も場面転換には参加しています。
役者が一人何役もやっているので
舞台の端に役者さんが待機していて
そこで衣装を変えたりするときもあります。

物語は盲太夫という語り手(壌さん)により進行していきます。
この台詞が膨大でハンパじゃないexclamation ×2
ギターの生演奏と語りが絶妙な掛け合いで入りながら
舞台は進行していきます。
このハーモニーがここちよい揺れるハート
時にはユーモアもあり、内容は結構殺人あり・エログロあり。
倫理的に受け入れられないところも結構ありますが、
ブラック・シュールな笑いに会場は満ちています(笑)

蜷川さんの舞台で
こんなに笑ったのははじめてexclamation ×2

内容は結構キツクて、性的な表現とかも多いんですが
キャストみんなで作ってる感じの演出方法は
なんか野田さんの、透明人間~や罪と罰を思わせるものがありました。
なによりキャストが楽しそう。
ベテランのキャストなので安心してみていられるし
やはり楽日ぴかぴか(新しい)達観している雰囲気が芝居で感じられました
でも女とナニしながら歌うミュージカル(exclamation & question)ははじめてだ(-_-ι)

舞台の冒頭はしばらく真っ暗なの中ギター演奏からはじまりますムード
そして舞台中央にパッとスポットライトぴかぴか(新しい)が当たるんですが
これが本当に深い池みたいで吸い込まれそうでしたあせあせ(飛び散る汗)
盲人が口減らしのために突き落とされた池ですあせあせ(飛び散る汗)
今回は二階最後列センターでの観劇だったんですが
暗さが効果的に使われていても
これが盲人の世界なのかと納得できるものがありました。
いつも照明を効果的に使う蜷川さんぴかぴか(新しい)
今回は逆手に出ましたな(。≖ฺ‿ฺ≖ฺ)

検校になるためにいろいろな悪事を働き突き進む杉の市ぴかぴか(新しい)
物語はリチャード三世とか朧の森~を彷彿とするものがありました。
私の要望をいうならば、もっとのし上がる杉の市を見ていたかったかなあせあせ(飛び散る汗)
後半は消化不良気味ダッシュ(走り出す様)
描写的に悪の杉の市がやや足りなくて
それゆえあのラストにはどう反応していいかわかりませんでした(-_-ι)
検校襲名を目前に控えた日に処刑雷
縄でつるされた杉の市をみて
写楽考のつっつんを思い出した(笑)
二階最後列だったからまさかあれが人形とはおもわなかったあせあせ(飛び散る汗)
そして杉の市と対照的に「知性と品性を磨くことこそ晴眼者と対等の場に立つための唯一の道」と説く塙保(段田さん)に
腰と頭を切り落とされたあせあせ(飛び散る汗)
切り落とされた頭から血にみたてた赤いヒモがドローン
ひえ~リ・リアルあせあせ(飛び散る汗)
塙保はこの処刑は「杉の市に花道を」といっていたけど
どうなんだろう。
杉の市と塙保。対照的な二人をもっと描写してくれてたら
納得できるものがあったのかなあexclamation & question
そこらへんが不満かな。

しかしやはり蜷川さん
最後はスパッとやりましたなぴかぴか(新しい)
これが野田さんなら、死にも意味があり希望がありそうな
ラストにもって行きそうな気がするけど。
現実をたたきつけられました(笑)気持ちいいくらい
見事にスパッと

「早物語」といって杉の市が一人で語る浄瑠璃のシーンがあるんですけど
12ページにもわたる膨大な量の台詞を語るんですあせあせ(飛び散る汗)
これが圧巻exclamation ×2
稽古のときにこれをフルチンが完璧に覚えていて
蜷川さんに「すばらしいぴかぴか(新しい)
といわしめただけのことはありますぴかぴか(新しい)

田中裕子さん艶っぽいです。存在感あります。さすがの役者さんだと思いました~。もっと見ていたかった。
段田さん品のよい塙保もさることながら、いろんな役を演じわけさすがです。
六平さん存在感あるなあ~(笑)いろんな役を演じてますが、27歳の倉吉を演じたときは二階席からもはっきりわかるドーランの濃いメークが笑えました
その他のキャストもみんなすばらしいぴかぴか(新しい)

演劇の醍醐味を十分味わえましたぴかぴか(新しい)
できればもう一回一階席でみたかったな(-_-ι)
千秋楽カーテンコールは4~5回
最後は蜷川さんも出てきました
ピンクの紙テープが舞台上からすだれのように落ちてきて
きれいでした

そうそう開演前にロビーに
内山リナちゃんがっ
顔小さい揺れるハート細いぴかぴか(新しい)
そしてつっつんと共演していたころより
大人になりましたなあぴかぴか(新しい)
蜷川さんもロビーにいて挨拶してました

長文失礼しました
ここまで読んでくださった方ありがとう

✄ฺ--------- キ ---- リ ---- ト ---- リ ----------------

フォト
ボクにはエログロじゃなく
やさしくしてねあせあせ(飛び散る汗)
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。